2009.05.02
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以前のSSで削除した二人のやりとり。
骸→ツナの関係が好物です。プライド高くてツナを好きだって認められない骸が好き。そのくせ、ツナが自分以外と仲良くしてるとイライラするんだよ。んで、ツナに怖がられたり…悪循環。ツナに拒絶されて、傷ついていることにも気付かない骸がいい。
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沢田綱吉の周りには、いつも誰かがいる。
その光景が無性に腹立たしかった。
「沢田綱吉」
骸が綱吉に声をかけるのは、決まって綱吉が一人でいるところだ。
綱吉の反応はいつも決まったものだった。
「ひぃっ…骸っ…」
びくりと跳ねた身体。
イライラする。
先ほどまで友人に見せていた笑顔の面影はない。
「ほんとうに、君は僕を不快にさせますね…」
びくりと再び綱吉の身体が震える。
こうして綱吉に会いに来るのは初めてではないのに、相変わらず怯えた反応を見せる綱吉が憎い。
「…ったら、…なければ、いい…」
俯き、小さく呟かれた声。
「なんですか?聞こえませんよ」
はっきり言ってください。
骸が言うと、綱吉は恐る恐る顔を上げた。
怯えの混ざった目。
それでも直接骸を見る目に、少しだけ気分が上昇した。
「だったら、来なければいいって言ったんだよっ!」
骸の機嫌を上昇させたかと思うと、すぐに突き落とす。
「…まったく、君は僕を怒らせるのがお上手だ」
骸から聞こえた低い声に、綱吉は一歩後ずさった。
「逃がしませんよ」
腕をつかまれ、綱吉は硬直した。
続く…のか?
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