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一昨日まで熊本にいたしもつきです。
暑いですね!
アイスを買って車の中で食べようにも、途中でどんどん溶けていきます。
用事でいったので、残念ながら観光はできませんでしたが、ラーメンはたくさん食べました
あと温泉と
盆過ぎだって言うのに、サービスエリアの人の多さには驚きです!!
夏休みっていいなぁ。
今日は、いつものほのぼの(?)とした話ではなくて、下ネタです。
苦手な方はご注意ください。
鴆もリクオも壊れてます
拍手、ぽちっとしてくださった皆さん、ありがとうございます。
いつも励みになってますv
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……………。
オレが、悪いのか?
【誰が悪い?いや、オレじゃなくて…】
ぐらぐら揺れる足場。
背を伸ばし、爪先から指先までめいっぱい伸ばしてみるけど、少し足りない。
もう数センチ身長があれば届くのに。
リクオは、箪笥の上の箱を取ろうと頑張っていた。
「もう、少し、なんだけどなぁ…」
足場が崩れないように、少しだけ跳んでみる。
しかし、その距離が縮まることはなかった。
諦めて、誰か呼んでくるか。
思考に耽るリクオは、部屋の襖が開いたことに気付かない。
本来なら軽い置物を飾るための台に乗って背伸びするリクオに、入ってきた鴆は虚をつかれた顔をした。
荷重に耐える小さな台が、今にも壊れそうだ。
「危ねぇぞ」
突然声をかけられて、リクオの肩がビクリとした。
首を捻って鴆を見る。
「なんだ、鴆くんか」
「オメー、なにやってんだ。そこから降りろ」
「や、もう少しなんだよ。あと少しで」
背伸びを繰り返していたら、身長が伸びるのか。
箱が指先に掠るようになった。
「その箱を取りたいのか?オレがとってやるから、とりあえずそこを退け」
一刻も早く、リクオを台から降ろしたい。
鴆は焦って言ったが、当のリクオはのんびりしていた。
「え、あ、うーん…じゃあ、お願いしてもいい?」
ちょうど誰かにお願いしようと思ってたんだ。
にこりと笑うリクオに、「いいから早くしろ」と鴆は急かす。
「わかったよ」
後向きでリクオが台から降りようとした時。
バキっと、台の一部が壊れた。
リクオはバランスを崩して、後方に倒れる。
「うわっ」
支えるものを探して、手が空を切る。
しかし、周囲には掴めるものは何もなく。
「危ねぇっっっ!!!!」
鴆は落ちてきたリクオ身体を受け止める。
しかし、とっさのことだったので、その体重をしっかりとは受け止められず。
鴆はリクオとともに背中から倒れてしまった。
「っ、………」
リクオは畳に手をついて身体を起こした。
「ごめん、鴆くん」
「いや。オメー、怪我してねぇか」
己の腹に乗るリクオの顔や腕を確認していく。
目線はどんどん下がり、腰、足へと。
ここにきて、リクオはようやく状況を把握した。
リクオは今、鴆を下敷きにしているのだ。
「ご、ごめんっ!!」
再び謝って、リクオはすぐに避けようとした。
「しばらくこのままでいい」
「は?」
鴆の視線が、リクオの下半身から離れない。
その視線を追って、リクオは自分の身体を見下ろした。
リクオの着物は裾が割れ、大腿、ふくらはぎ、足首が晒されている。
日に焼けない大腿は生来色白であるリクオをさらに艶めいて見せ、その白さは生まれたての鴆に似た混じり気のない白だった。
まさに、役得。
鴆は頬が緩むのを、何とか表情筋で抑え込んだ。
リクオは、自分の格好に真っ赤になった。
「うわっ」
着物を合わせ、今度こそ鴆から離れようとする。
しかし。
大腿の内側に、違和感。
「ちょ、鴆くん…?」
まさか。と、リクオは思った。
鴆はにやりと笑う。
「気付いたか」
「な、なななな何で勃ってんの!?」
すぐに飛び退いて、鴆から距離をとる。
上体を起こした鴆はぽりぽりと後頭部を掻いた。
「好きなやつが上に乗ってんだ。生理現象だろ?」
「そんなわけないでしょ!」
リクオは顔を真っ赤にさせて叫んだ。
「鴆くんのバカ!変態!!」
羞恥が過ぎて、リクオはとりあえず思いつく言葉を並べた。
さすがに鴆はムッとした。
「変態って、オメー…」
腕を取られ、再び座らされる。
背中が鴆にぶつかった。
背後から抱き込む形で、さわりと前…、
つまり、大事な部分を触られた。
「ぎゃああああああ!!!」
無言。
しばらくしてから、鴆は不思議そうに言った。
「なんでお前のは反応ないんだ?」
「あ、あたりまえでしょ!!!」
真っ赤になって叫ぶリクオに、鴆はぶすっと膨れた顔をした。
認めねぇ。
ぼそりと呟き、触れた部分に力を入れた。
「オレがやってやるよ」
何を。とは、聞かなくてもわかる。
「けけけ、結構ですっ!!」
猛然とリクオは抵抗した。
しかし、体格の差か種族の差か。
昼のリクオでは、鴆を動かすことはできなかった。
ゼィゼィと息を切らせながら、リクオは最終手段にでた。
「これ以上やったら、鴆くんとは口きかない!」
それは、覿面の効果を果たした。
「しかたねぇなぁ」
鴆はあっさり手を離した。
その隙にリクオは鴆の腕から這い出る。これ幸いと鴆に背を向けて逃げた。
あとには、にやりと笑う鴆が残されて。
涙目で鴆を睨んだリクオの顔が今夜のおかずになることは間違いなかった。