2009.05.02
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獄寺はよく怒る。
「テメェ!馴れ馴れしく十代目に触るな!!」
なんだよ?そんなに触ってるか?
【気づけば君を…】
あ、まただ。
山本は、己の手が綱吉の肩に触れているのを見て、手を引いた。
最近多い気がする。
気付けば綱吉に触れている。
「山本?」
「あ、いや。悪い」
自分の手を見つめて動かない山本を、綱吉は不思議そうな表情で覗き込んだ。
小動物のように首を傾げる綱吉の頭をかき回してやりたいと思った。
ふと隣に目を移せば、獄寺が牙をむいて睨んでいる。
(なんだよ、今は触ってないよな?)
「十代目!こんな野球馬鹿はほっといて、早く帰りましょう!!」
「え、うん…。山本、帰ろう?」
「おう!」
獄寺の棘のある言葉にムッとして、綱吉の言葉に笑みが零れる。
窓から差し込む夕日に背を向けた綱吉に再び手を伸ばしかけて、気づく。
こんなにも触りたいと思うのは。
「山本早くー」
こんなにも綱吉の声や笑顔に嬉しくなるのは。
全部、君が好きだから。
「今行く!」
もう、迷ったりしない。
あとは、進むだけ。
この恋は、まだ試合開始の合図を告げたばかりなのだから。
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山本→ツナの山本自覚編…みたいなつもりで書いたんだろうなぁ。
山本の口調が別人のようになってますが…。
ちょっと昔の書きかけを発掘しましたv
最後になりましたが。
拍手ぽちっとありがとうございました!
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