2009.05.02
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お久しぶりです。しもつきです♪
いよいよ8月ですね。
今年は、あまり暑くなくて過ごしやすい。
でも、農業をされる方にとっては、一大事ですよね。
しもつきの地元では、昨日無事に花火が上がりました。
夏の風物詩ですね!
綺麗でしたよ。
今日は鰤にss一点あっぷ。
【きっと君は望みはしないだろうけど】(鰤)
この話は、取りかかりだけは早かったんです。なのに、なかなかまとまらず、無理やりまとめてしまいました。グダグダですみません。
恋一というよりは、恋→一ですかね。
一応、裏設定では、一護も恋次が大好きですよ。
<一護視点>
声がする。
自分を呼ぶ声が。
…ふたつ。
【きっと、お前は知らないだろうけど】
『ぎゃははは!』
『もうすぐだ!もうすぐ、お前は俺のもの』
耳元で聞こえた声に、一護は飛び起きた。
真っ暗な部屋。
静かな闇の中で、うっすらと握りしめた布団や机が見える。
側にある死神代行証を胸元に掴み、大きく息を吐いた。
「…夢、か…」
繰り返す夢。
日に日に大きくなる声。
自分の中の何かが、外に出ようともがいている。
それが、虚と呼ばれるものであることは分かっている。
なのに、どうしたらいいのか分からない。
一護の恐怖が大きくなるにつれて、耳元で叫ぶ声が大きくなる。
それはまるで、一護の恐怖を餌に成長しているかのようだ。
誰にも相談できないから、せめて誰にも心配かけずに振舞おうと思うのに、上手くいかない。
毎日、家族や友人に心配をかけてしまっている。
「くそっ…」
くしゃっと、前髪を握る。
『…早く身体を渡せ、一護!』
あの声だ。
一護は、ぎゅっと目を閉じた。
『お前は消えるんだよっ!!ぎゃはははははは!!!』
「…うるせぇっ」
声が、消えない。
独りが怖い。
寝ることが死ぬほど不安だ。
もう起きられないんじゃないかと考えてしまう。
『一護』
ふいに聞こえた、もう一つの声。
『俺は負けねぇぞ、一護』
握りこんだ前髪の間から、自分の布団が見えた。
小さいけれど、確かな光が一護を救い上げる。
それは、一護を導く声だった。
この声が聞こえるうちは、まだ大丈夫な気がする。
「…恋次」
あの男だって、戦った。
大きな壁に。
何十年も越えられなかった朽木白哉という壁に挑んで、越えたのだ。
「…俺だって、負けねぇ」
無性にあの赤い髪の男に会いたくなった。
会いたいなんて、口が裂けても言えないけれど。
もし、この想いが少しだけ伝わるとしたら。
会いに来て、俺の名前を呼んで。
そんなことを考える自分は、本当に弱っている。
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