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お久しぶりです。しもつきです♪

いよいよ8月ですね。
今年は、あまり暑くなくて過ごしやすい。
でも、農業をされる方にとっては、一大事ですよね。

しもつきの地元では、昨日無事に花火が上がりました。
夏の風物詩ですね!
綺麗でしたよ。





今日は鰤にss一点あっぷ。





【きっと君は望みはしないだろうけど】(鰤)

この話は、取りかかりだけは早かったんです。なのに、なかなかまとまらず、無理やりまとめてしまいました。グダグダですみません。

恋一というよりは、恋→一ですかね。
一応、裏設定では、一護も恋次が大好きですよ。




<一護視点>

声がする。
自分を呼ぶ声が。


…ふたつ。


【きっと、お前は知らないだろうけど】


『ぎゃははは!』
『もうすぐだ!もうすぐ、お前は俺のもの』

耳元で聞こえた声に、一護は飛び起きた。

真っ暗な部屋。
静かな闇の中で、うっすらと握りしめた布団や机が見える。
側にある死神代行証を胸元に掴み、大きく息を吐いた。

「…夢、か…」

繰り返す夢。
日に日に大きくなる声。

自分の中の何かが、外に出ようともがいている。
それが、虚と呼ばれるものであることは分かっている。
なのに、どうしたらいいのか分からない。

一護の恐怖が大きくなるにつれて、耳元で叫ぶ声が大きくなる。
それはまるで、一護の恐怖を餌に成長しているかのようだ。

誰にも相談できないから、せめて誰にも心配かけずに振舞おうと思うのに、上手くいかない。
毎日、家族や友人に心配をかけてしまっている。

「くそっ…」

くしゃっと、前髪を握る。

『…早く身体を渡せ、一護!』

あの声だ。
一護は、ぎゅっと目を閉じた。

『お前は消えるんだよっ!!ぎゃはははははは!!!』

「…うるせぇっ」

声が、消えない。
独りが怖い。
寝ることが死ぬほど不安だ。
もう起きられないんじゃないかと考えてしまう。

『一護』

ふいに聞こえた、もう一つの声。

『俺は負けねぇぞ、一護』

握りこんだ前髪の間から、自分の布団が見えた。

小さいけれど、確かな光が一護を救い上げる。
それは、一護を導く声だった。
この声が聞こえるうちは、まだ大丈夫な気がする。

「…恋次」

あの男だって、戦った。
大きな壁に。
何十年も越えられなかった朽木白哉という壁に挑んで、越えたのだ。

「…俺だって、負けねぇ」

無性にあの赤い髪の男に会いたくなった。










会いたいなんて、口が裂けても言えないけれど。
もし、この想いが少しだけ伝わるとしたら。

会いに来て、俺の名前を呼んで。

そんなことを考える自分は、本当に弱っている。





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