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 パロ設定な夜昼SSを妄想。

 あそこまで外見も性格も違うと、どうしても別人と思えてしまう二人(?)です。
 ついでに、パロにして遊んでみました。


 どうでもいい設定
 ↓
・昼と夜は兄弟のように育った幼馴染。
・昼のリクオがぬらりひょんの直系であるが、拾い子である夜のリクオはぬらりひょんと同じ容姿と力を持っている。
・昼リクは人間(血は1/4受け継いでいるけど)、夜リクは妖怪。
・幼いころ互いに「昼」「夜」と呼び合う約束をした。

 このへんの話をまた遊んでみたいと思ってますv




 

【夜酒】

 

 

 

 

 夜と昼は兄弟のように育った幼馴染だ。
 年齢は一緒なのに、妖怪である夜は先月一足先に成人を迎えた。
 13歳といえば、人間でいえばまだまだ子供。
 夜が飲む酒の匂いですら、昼のリクオは酔ってしまいそうだ。

「…おいしいの、それ?」

 夜のお気に入りは、中庭のしだれ桜である。
 闇の象徴でもある彼がほのかな月明かりに照らされた桜を見ながら酒を飲む姿は、趣があると昼は思う。

 月明かりで照らされるのは、桜だけではなくて。
 弱い光を集めて淡く輝く銀髪が綺麗だった。

 思わず見とれていると、「なんでい?」と声がした。

「何でも」

 酒を飲むしぐさに、色気を感じるなんて。
 着物を着慣れている夜のリクオには、独特の色気がある。
 たとえば、酒の杯をつまむ指だとか、ゆったりとした腕の動きだとか。
 粋というものなのだろうと思う。

「夜のリクオはさ、かっこいいよね」

 昼が呟けば、夜の赤色の目が細まった。

「なんでい、急に」
「いや…今思ったんだよ。きみはさ、男のボクから見てもかっこいいよ」
「惚れたか?」

 にやりと笑う夜に、昼はあっさり返した。

「ううん」

 クッと夜が笑う。

「そうかい」

 再び酒の杯をあおる。
 動きに合わせてしだいに浴衣の襟元が緩む。
 自然と肌蹴る胸元が、目に毒だと思う。

 自分が女なら。

「あんま見んなよ」

 直後、腕を引かれた。

「うわっ」

 昼はバランスを崩して、夜の胸に倒れこむ。
 夜に手をとられていては、手をついて身体を支えることもできない。
 昼は夜の胸で強かに鼻を打ちつけた。
 人肌なので、たいした痛みではなかったが。

「ちょ、何する…」

 ぞわりと肌が粟立った。

 首筋から鎖骨にかけて、くすぐったくて、濡れた感触。
 夜が昼の鎖骨に吸い付いていた。
 長い銀髪が首筋に触れてくすぐったい。

「色気を感じてんのは、てめぇだけじゃないんだぜ」
「え?」

 赤い目に、酒とは別の熱がある。

 シュルと音が聞こえて、腰が軽くなった。
 帯が解かれたのだと知る。

「なっ…」

 唯一腰で締められていた帯がなくなれば、昼の浴衣は簡単に崩れてしまう。

「返して!」

 慌てて手を伸ばして帯を取り返そうとするが、ぽいっと背後に投げられた。
 しかも、しっかりと腰をとられてしまえば、昼は動けない。

「誘ったてめーが悪い」
「はぁ!?なに言って…」

 とにかく離れようと暴れるが、夜は意にも返さない。
 さらに暴れたせいで、昼の着物はずり落ちて、背中と腕で絡んだ。
 本格的にまずいと感じた昼は拳を振り上げる。

「っ、」

 遠慮なく降ろした拳に、夜が顔を歪める。
 夜ならば、避けるか止めるかできただろう。

 それを甘んじて受けた夜も、無理強いはしないということ。

「なにするんでい?」
「それはこっちのセリフ。せっかく浴衣着たのに、台無しじゃないか」
「浴衣なんて、脱がされるためにあるんだぜ?」
「そういうのは、女の子に言ってあげなよ」

 まったく。と、昼は溜息を吐く。
 わかってないねぇ、という呟きが聞こえたが、無視をした。

「まぁ、まだいい。酒の勢いじゃないと言っても、てめーは信じねぇだろうしな」
「なにが?」

 ふっと、夜は声に出さずに笑んだ。
 静寂が良く似合う笑みだ。

「今までだって待ってやってたんだ。もう少し待つくらいかまわねぇよ」

 きょとんと首を傾げる昼に、夜の唇が掠めた。
 どこに触れたのかもわからないくらいに、一瞬の出来事だった。

 ただ、柔らかい感触だけが昼の唇に残っている。

「早く俺のもんになっちまえよ?」
「ばっ、馬鹿なこと言ってないで、黙って酒飲んでなよ!!」

 大きな声を出せば、夜はくつくつ笑う。

 顔が熱いなんて、気のせいに違いない。
 昼は、パタパタと手で顔を扇ぐ。

「…今日は暑いね」
「そうだな」

 目を伏せた夜の顔が、大人の表情をしていて。

(悔しいなぁ)

 昼のリクオは心の中で呟いた。

 

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こんにちは、しもつきです。

最近ぬら孫にハマり、リクオ受(特に昼若を愛でています)なSSを書き散らしています。
たまに、サイトでUPしたREBORNとかBLEACHの後日談的な話が出現しますv
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