2009.05.02
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しげおさんが、novelにSS二点アップしてくれました♪
報告が遅くなってすみません。
実は、2、3日前まで、ネットができない環境でした。
電力会社の作業中に高圧電流が流れたらしく、家の家電がいくつか壊れてしまいました
でも、パソコンが無事でよかったですv
パソコン故障したら、データが…。生きてけない…。
何が起こるか分からないですね!
拍手の方、いつもぽちっとありがとうございます。
復活に【きみに捧げる覚悟】をアップ。
以前の【きみに捧げるホームラン】の別バージョンで作ったのですが、黒山になってしまった
が、結構書きやすいことにびっくりです。
えと、鰤の方ですが、【大奥】アップ!
いつか続きを書きたいと思っています。
この設定は、個人的に気に入ってます!活かしきれていませんが
この後のやりとり、おまけ。鰤のみ。オリキャラ注意。
↓
↓
↓
「御台さま、いけません!!そちらはっ!!!」
慌ただしい足音が近づいてくる。
浮竹は紙面に目を落としながら、笑みを浮かべた。
ようやく到着したらしい。
「なにやら、外が騒がしいですな。見て参ります」
浮竹の前に座っていた老年の男が、腰を上げる。
「いや、わかっているからいいんだ。もうすぐこっちに来るぞ」
浮竹の制止に、男は上げた腰を再び下ろした。
「しかし、上様がいらっしゃるというのに、この騒ぎはいけませんな」
渋い顔をするこの男は、大老を務める男である。
「そう言うな。あれは、お前たちの望んでいた御台だぞ?」
「御台様?」
しかし、近づいてくる声はどう考えても男のものである。
「ですが…」
大老が口を開いたのと同時に。
スパン!!!
大きな音を立てて襖が開いた。
「上様っ!!」
現れたその姿に、大老は息を呑んだ。
所々乱れてはいるが、赤と金の豪奢な内掛けは、その人物に確かに似合っていた。
しかし、どう見てもその姿は男である。
というより、見覚えがありすぎる。
「く、黒崎…?」
現れた人―――一護は、浮竹といた人物にげっと怯んだ。
一護は大老が苦手だった。
忠義に篤い男であるが、堅物でもあり、一護が浮竹の付き添いで町に下りるのを快く思っていなかった人物である。
風変わりな将軍のせいで、一護は度々彼から小言をくらっていた。
「な、なんで大老がここに…」
「お主こそ、その格好…」
二人は驚きのあまり、固まってしまった。
静かになった部屋に、吹きだす笑い声。
一護と大老の石化が解けた。
「十四郎様!!御台ってどういうことですかっ!!聞いてませんよ、俺は!!!」
「は、御台所!?う、上様?」
一護に襟首を掴まれ、右の袖を大老に取り縋られる。
浮竹は似た二人の行動に吹きだしそうになったが堪えた。
「お、落ち着け、二人とも…」
「落ち着けるわけねぇだろ!!」
「これっ、上様になんて口を…!い、いやそれより、上様、この者が御台所とはどういうことですか!?」
一護と大老の必死な眼差しに、浮竹は怯む。
だけど、この決定を覆す気はないのだ。
一護の意思を無視して強引に進めたのは悪いと思っている。
けれど、彼を幸せにする自信はある。やってみせる。
「結婚は申し込んだぞ、一護」
「承諾してねぇ!!」
「…一護は、俺が嫌いか?」
目を逸らし俯く浮竹に、一護の勢いが急速に沈んでいく。
「き、嫌いじゃねぇよ」
「ならいいじゃないか」
「よくありません!!!」
にこにこ笑う浮竹に、一護ではなく大老が怒った。
「なりませんぞ、上様!!いくら上様が女嫌いだからとて、御台所が男というのは、前代未聞ですっ!!」
「新しい慣習ができたな」
「そういうことではありません!!!」
怒髪天を衝く勢いで、大老は声を荒げた。
ぜいぜい息を切らすその姿に、一護はその背を撫でた。
「だ、大丈夫か、爺さん…」
顔を上げた大老は、キッと一護を睨んだ。
「そもそもお主が…」
「お、俺!?」
「お、おい…」
矛先が一護に変わり、一護も浮竹も慌てた。
「お、落ち着け…な?」
浮竹がなんとか宥めようとするが、すでに火に油の状態である。
「二人とも、そこに直りなされっっ!!!」
般若の形相に、二人は並んで正座した。
小言を聞かされること数刻。
やっと解放されたころには、空の色も変わっていた。
この後、大老の働きにより、一護の御台所の話は白紙に戻されることになる。
一護は大層喜び、浮竹は新たな作戦を考えるのだった。
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な、長い…。
おかしな設定とか口調とかあると思いますが、さらりと流してやって頂けると嬉しいです♪
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